現実的な間取りづくり

寝る時間以外
ずっと家族みんなが過ごすリビングを、
いつもスッキリ生活感ゼロ状態で保ち続けるのは
ホント難しいことです。

でも、来客をもてなすのもここだし、
家具も含めて一番気合を入れてコーディネイトしているのも
間違いなくここなので、
せっかく家を建てるんだったら、
なるだけキレイが持続出来るようにしたいですよね。

おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。

そして、この問題を解決する鍵を握るのは
「間取り」なのですが、
ではどうすればいいのか?
原因を1つ1つあぶり出しながら、
答えを見つけていってみることにします。

生活感の原因1 子どものモノで溢れかえる・・

子どもたちは、
お母さんの姿が見える場所で居ようとするので、
リビングかダイニングで大半の時間を過ごします。

そして、そこには子どもたちが常時使うものが
溢れかえっていると思います。
おもちゃ・絵本・ゲームなどです。
(ソファーの上も占領するかもです)

それゆえ、リビングに子どもたちのおもちゃを入れる家具や
絵本を置く本棚などを置くことによって、
少しでも片付けやすくしようとするのですが、
そもそも子どもたちがいちいち使ったものを
きちんとそこに片付けてくれるかというと、
それは、ほぼ無理な話ではないでしょうか。

そして、あなたも最初のうちは気合を入れて片付けて
生活感のない状態を維持しようとするのですが、
いつの間にかそのいたちごっこに疲れてきて、
徐々に片付ける気力を失っていくことになる可能性が
かなり高いのではないかと思います。
極め付けに学校に行きだしたら、
ランドセルの定位置もリビングになりますし。

生活感の原因2 ソファーと椅子が物置と化す・・・

そして、2つ目の原因がこれです。
いつも着る服を、いちいち自分の部屋の
クローゼットまで持っていくのは、
誰でも面倒くさいですからね。

つまり、この話は子供たちに限ったことではなく、
大人にも言えるというわけです。

実際、私もいつも着ている服やパンツは、
ダイニングチェアーにかけっぱなしにしています(笑)
だって、リビングで服を着替える私にとっては、
服やパンツが寝室のクローゼットではなく
ここにあるのが一番便利ですから。

✔ 解決策について考える

では、ここから解決策を考えていこうと思うのですが、
この2つの原因はさらに深掘りしてみると、
1に関しては「子供部屋をうまく使えてないこと」
2に関しては「リビングに必要な収納がないこと」
だと推測出来ます。

なので、解決策としては、
「子供たちが使いやすい場所に子供部屋をつくること」
そして
「リビング周辺に必要な収納をつくること」
ということになります。

例えば子供部屋を2階につくった場合、
小さな子供たちはその部屋を使いやすいでしょうか?

他方、子供部屋を1階につくると、
小さな子供たちは2階にあるのに比べて
自分の部屋を随分と使いやすくなるのではないでしょうか?

そして、おもちゃも絵本もゲームも
自分の部屋に置いてもらってそこで遊ぶようにすれば、
散らかりっぱなしでもそう気にならないと思いませんか?

また、同時に寝室も1階につくることが出来たとしたら、
リビングと同じフロアにすべての部屋と収納があることになるので、
衣類の片付けも面倒じゃなくなり
自分の部屋に片付けてもらいやすくなるのではないでしょうか?

子供たちが自分の部屋を使いやすくなれば
確実にリビングは散らかりにくくなるでしょうし、
余分な部屋をつくる必要もなくなるので
幾分コストだって浮くでしょうし。

ということで、間取りを考える時は
実際の日々の暮らしの姿を思い浮かべながら
考えてみていただければと思います。