ベストセラー「ライフシフト」の中で、
2007年生まれの日本人の約半数は107歳まで生きる、
と、アメリカの人口学者が予測している。
これは、
先日読んだ本の中で書かれていた内容ですが、
人生100年時代がリアルに到来すると言われている今後、
私たちはそれを見据えた計画を立てていかないといけません。
つまり、
ガッツリ働くことが出来る年齢の限界が70歳だとしたら、
その後の30年間に備えておくことが大切だということです。
そこからは、
年金と貯蓄だけで生活していかないといけないし、
医療費の負担も上がっていくし、
家を所有していれば、
その維持管理もしていかないといけませんからね。
おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
さて、今回は、
わざわざ話題を振ったにも関わらず、
この老後問題はさておき、
老後問題よりも先に訪れる
もっとリアルな話をしていきたいと思います。
✔ ️深刻な進学資金問題
私たちの時に比べて子供の人数が少ない現在は
必然的に大学への進学率が上がっているわけですが、
仮に、あなたの子供が選択する大学が
県外の理系私立大学だとしたら、
一体どれくらい費用がかかるのか想像がつきますか?
まず、理系私立大学の場合、
学費が毎月10万円かかります。
そして、県外に行くとしたらアパートの家賃を支払い、
かつ生活費の仕送りをすることになります。
つまり、家賃と仕送りに10万円かかるとしたら、
子供に毎月かかる費用は20万円にもなるわけですが、
これってどのように準備しようとお考えですか?
✔ ️貯蓄?奨学金?教育ローン?
たとえ共働きだったとしても、
収入だけでこれだけの費用を払っていくのは正直不可能です。
それゆえ計画的に貯蓄していくか?
学費に関しては奨学金に頼るか?
あるいは教育ローンに頼るか?
の選択になりますよね。
ただ、奨学金だと
子供たちに負担を背負わせてしまうだけだし、
ローンを組めば余分な金利を払うことになりますよね。
そんなわけで、
一番いいのはお金を貯めていくことなのですが、
では、現在のお子さんの年齢を4歳として、
どれくらい貯蓄していけばいいか簡単に試算してみます。
仮に、大学卒業が22歳としたら、
貯蓄していくことが出来る期間は、
22ー4で18年間ということになります。
なので、単純に1000万円を卒業までの期間
216ヶ月(18年×12ヶ月)で均等割して計算してみます。
1000万円÷216ヶ月=46,296円
なかなかの金額になります…
子供1人でこれですから。
2人なら単純に2倍になるので、
仮にあなたにお子さんが2人いるとしたら、
ホント奥さんの給料は、
子供の進学費用だけで消えていく
と言っても過言ではないという感じです…
✔︎ 毎月の住宅ローン返済はご主人の給料の範囲にとどめること!
では、ここから結論を述べていきたいと思います。
個人的には、奥さんの給料は、
子どもの進学費用や自分たちの老後資金のために
積立していくべきだと思っていますので、
家を建てる時は、
奥さんの収入は一切アテにせず
ご主人の収入だけで支払っていける範囲で、
予算を考えるべきだと思っていて、
そうなれば、家にかけられる予算は、
あなたが考えているよりも
はるかに少なくなってしまうかもしれません。
でも、それが現実の予算だと思っています。
そこで見栄を張ってしまうとか、
先は先で何とかなるだろうと
楽観的に予算を組んでしまうと、
間違いなく、
やがてそのしわ寄せがあなたや
あなたの子どもたちの未来に降りかかってくることになります。
もちろん、あなたやあなたの奥さんの収入が
今後も上がり続けていくことが保証されているのなら、
かつ、いつまでも会社が存在し、
いつまでも健康で働けるのならこの限りではありませんが、
そんなことは誰にも分からないし、
そんな可能性に賭けることこそ、
まさに博打ではないでしょうか。
そんなわけなので、
家づくりをする時には、
ご主人の手取りの30%前後を目安として
ローン金額を計算してもらえたらと思います。
そして、その予算の中で家づくりをしてもらえたらと思います。