平成の30年間で、
実は物価が10%ほど上がり、
私たちが給料から天引きされている
社会保険などの費用も、
世帯平均で年間40万円ほど
負担が上がったと言われています。
そして、平成の30年間で変わったことの
もう1つが、
いろんなものが薄型になったこと
ではないでしょうか。
その代表的なものがテレビであり、
パソコンや掃除機なども
どんどん場所をとらなくなっていっています。
また、現在の家は昔の家と違って
収納をつくるのが当たり前なので、
タンスやドレッサーなども買う必要すらなくなりました。
こんにちは。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
つまり、以前に比べ
プロダクトが薄型になったこと、
そして、収納を充分につくるのが
当たり前になったことから、
現在の家は、部屋自体を以前のように
大きくつくる必要性がなくなったのですが、
それにプラスして、
収納のつくり方もよく考えるべきではないでしょうか。
✔︎ リビングにあるものってなんですか?
いわゆる「押入れ」と呼ばれている
奥行きが深い収納は、
賃貸住宅では超ド定番の収納ですが、
この収納をとても使いにくいと感じたことはありませんか?
プラスチックの収納ボックスを奥に詰めて置けば、
手前の余ったスペースになにかしら置いてしまうし、
そうなれば、奥のボックスの中に
何を入れてあるのかスッカリ忘れてしまうみたいな。
また、私なんかはこのタイプですが、
わざわざ奥から取り出すのが面倒くさいので
あると知っているのに買った方が早いからと
あえて同じものを買ってしまったり。
さらに、なぜか収納は
棚2枚がスタンダードなのですが、
実はこれもとてももったいない収納のつくり方です。
空間に余白が生まれてしまうからです。
収納ボックスの上が空いているからって
そこに何かを置いたりしませんから。
そんなこんなで、
収納をつくる時はそのポテンシャルを
最大に活かすように奥行きや棚を考えるべきです。
細々したものが多い
リビングダイニングやキッチンなどは
なおのことそうすべきだと思います。
最悪なのは、
リビングダイニングの収納が
階段下収納しかない場合です。
収納が足りない上に奥行きが深いとなると、
そこにギュウギュウに詰め込まざるを得なくなります。
こうなると、もうカオス状態です・・・
ということで、
細々したものが多い
リビングダイニングやキッチンの周りには、
奥行きが浅い収納が必要だ
ということを頭に入れながら、
間取りを考えていただければと思います。
そして、より収納を有効活用するために、
棚板の数もケチらないようにしてください。
棚板にはそれなりの費用がかかりますが、
ケチらず充分に棚をつくることが出来れば、
無駄に面積を増やさずとも
充分な収納を確保することが出来るようになります。