脱炭素の流れが加速することによって、
今後、確実に電気料金は上がっていくと言われています。
二酸化炭素の排出を下げるためには、
火力発電の比率を減らし、
再生可能エネルギーの比率を
増やさないといけないのですが、
そうなれば電気の製造コストが高くなってしまうからです。
そして、その上昇率たるや
毎年3%ぐらいだと言われているのですが、
この数字で試算してみると
なんと24年後には電気料金が2倍になるという
恐ろしい結果が導き出されます・・・
おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
そんなこんなで、私たちは、
その煽りをモロに受けないためにも、
家を建てる時に、
その防御策を企てておかないといけないのですが、
では、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?
✔ ︎断熱機能に優れた家にする
まずやるべきことはコレです。
断熱を強化することで、
外気の影響を受けにくくし、
かつ中の熱を外に逃がしにくくするということです。
とはいえ、これに関しては、
国も明確な指針を出しており、
今やどの住宅会社でも多少の差異はあるものの、
必須で取り組んでいることなので、
これに関してはサラッと流して次のコトをお伝えしていきます。
✔ ︎家をコンパクトにする
断熱機能に優れた家にした上で、
同時にやるべきことがこれです。
つまり、いらない場所を削ることで面積を最小化し、
結果、体積を最小化するということです。
体積が小さくなれば、
その分さらに冷暖房効果が高くなり、
結果、部屋ごとに出来る温度差を最小化しやすくなるからです。
中でも高断熱化された家に
もっとも不必要な場所が「廊下」ではないでしょうか。
廊下があるとそこが断熱層となり
空気の循環を止めてしまうからです。
廊下のドアは、
閉めないといけないって思ってしまいますから。
この他、部屋数や部屋の広さなども
よく考えてつくることが大切です。
自分たちがそうしたように、
子供たちだって、やがて家を出て行くわけですから。
というわけで、
そんな合理的なことを考えつつ
頑張って面積を削っていただくと、
なおのこと無駄な電気料金を
防ぎやすいのではないかと思っています。
✔︎ 太陽光発電をつける
そして、高騰する電気料金を防御する
3つ目の対策がこれです。
理由は、先程の2つの対策は、
あくまで冷暖房コストを抑えることしか出来ないため、
それだけでは不十分だからです。
実は、冷暖房費が全電気の中で占める割合は、
わずか約28%しかないというデータが国から発表されています。
冷暖房を1年中ずっと使っているわけではないので、
当たり前と言えば当たり前なのですが。
では、電気代は一体何にかかっているのかと言うと、
冷暖房と同じぐらいの比率でかかっているのが「給湯器」で、
冷暖房や給湯器以上にかかっているのが「家電製品」です。
「給湯器」も「家電製品」も1年中使っています。
なので、電気料金を抑えるためには、
これらの電気を買わないようにしなければいけない
というわけです。
以前に比べてずいぶんと高くなってしまった昼間の電気を。
そして、それが出来る唯一の手段が
太陽光パネルを設置するというわけです。
かつ、エコキュートの焚き出しも
深夜にするのではなく昼間にするといった感じです。
ちなみに、蓄電池を一緒に買えば、
夜の電気も買わなくてよくなるのですが、
蓄電池に関しては出始めの太陽光パネル同様に
まだまだお高いので、
もっと値段がこなれてくるまでは、
といったところでしょうか。
✔ ︎そんなこんなで結論
これが私なりに考えている電気料金という、
死ぬまでかかり続ける
厄介なランニングコストを最小限に抑えるための工夫です。
もちろん、
もしかしたらとんでもないウルトラCが現れて、
電気料金が上がっていくどころか
下がっていくかもしれないし、
思った以上に上がらないかもしれません。
つまり、絶対にこうなる!と言い切れるわけではありません。
また太陽光パネルに関しては、
私は絶対につけた方がいいと思っていますが、
否定的な意見があるのも事実で、
もしかしたらそっちの方が正しいのかもしれません。
なので、あくまであなた自身で
社会ニュースや経済ニュースを見た上で、
この提案を受け入れるかどうかをご判断いただければと思います。