ウッドショックによる住宅価格の値上がりは
ようやく落ち着いてきつつあるのですが、
木材の派手な値上がりを隠れ蓑にして
様々な資材が地味に着々と値上がりしているため、
建築費は今なお上がり続けています。
コロナショックによる経済のダメージを
最小限に食い止めるために世界の銀行が
ジャブジャブにお金をばら撒いたおかげで
世界的にインフレが起こってしまったし、
この流れが止まるにはもうしばらくかかりそうです。
要するに日本は
原材料とエネルギーの多くを輸入に頼っているので、
この影響をモロに喰らっているというわけです。
おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
というわけで今回は、
こんな流れの中家づくりをどのように考えるべきなのか
について個人的な意見を述べていきたいと思います。
✔️ 負担を減らす家づくり
結論としては、
住宅の価格は上がっても
家づくりの予算は出来るだけ上げるべきではない
というのが私の意見です。
住宅会社サイドとしては、
住宅価格の上昇に合わせて
家づくりの予算を上げてもらえると嬉しい
というのが本音ですが、
先立って物価ばかりが上がり、
賃金の上昇が追いついていないのが現状です。
では、原材料価格が高騰している中でも、
負担を上げないように家づくりをするためには
どうすればいいのでしょうか。
まず、前向きに考えていただきたいことが、
土地を買わないという選択肢です。
つまり、実家に余っている土地があるなら
そこを使うことを優先して考えてくださいということです。
おじいちゃんやおばあちゃんが住んでいた空き家。
実家の敷地の余っているスペース。
田んぼや畑や、持て余している土地などです。
土地を買わないで済むとなれば
数百万どころか住む場所によれば
1000万円以上予算を軽減することが出来ますから。
そんなわけで親の近くに住むのは
感情的に嫌だとか不便だから嫌だという気持ちは
当然あると思いますが、
これまで以上に前向きに検討いただく方がいい
と思っている次第であります。
そして、もう1つこれまで以上に考えた方がいいことが、
家の面積を闇雲に増やさないことです。
家の面積は家の価格に一番影響を与えるからです。
なので、これまで家を建てた人がこうしているからとか、
自分の実家がこうだったからということに
縛られないようにしてもらえたらと思っています。
これに関しても、実家の近くに住めば、
実家の余った部屋や収納を利用させてもらうことも出来るので、
必要以上に部屋数を増やしたり、
必要以上に部屋を広くしたり、
必要以上に多く収納をたくさんつくる必要がなくなり、
家の面積をギュッと圧縮しやすくなります。
そしてその結果、建築費も抑えられるし、
固定資産税も幾分抑えることが出来ます。
また、家がコンパクトになった分
電気代も幾分抑えられるでしょうし、
外壁塗り替えのメンテコストや
将来の修繕コストもきっと抑えられるようになるでしょう。
親の近くに住めば子育てに協力してもらいやすいし、
食費の負担も抑えやすいので、
その分さらに経済的な負担が軽減出来るでしょうし。
あくまでこれはメリットばかりに目を向けた理想論であり、
感情的な負の側面に目を向けていない意見なので、
そこをクリア出来ることが大前提となってはきますが…
とはいえ、予算的な問題は
今後の生活を左右する大きな要因となるので、
ご夫婦でよく話し合って
家づくりに取り組んでいただけたらと思います。
プライバシーさえ守れれば、
実家の近くでも
ストレスをそう感じることなく暮らせるでしょうし、
小さな家でも、
間取り次第で最高に快適な暮らしが出来るので、
そんな暮らしを想像してみたいという方は
ぜひ一度ご相談にいらしてください。
最小限の負担であなたにフィットした
最高の暮らしをご提案させていただきます。