住宅ローン選びで大事な2つのコト

家を建てるとなれば、ほとんどの方が
住宅ローンを利用すると思いますが、
この住宅ローン金利は高いより安いに
越したことはありません。

仮に3000万円借りるとした場合、
0.6%という金利で貸してくれるのと
1.2%という金利で貸してくれるのとでは、
毎月の返済が8,302円も違うし、
利息を35年トータルすると
3,486,840円も違うことになります。

そんなわけで、多くの方が
あっさりと安い金利を選んでしまうのですが、
果たしてホントに金利は安い方が
いいのでしょうか?
そこに落とし穴はないのでしょうか?

おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。

では、今回は
貯金・保険の話に引き続き、
住宅ローンのコトについて
お伝えしていきたいと思います。

✔ 理解しておくコトはたった2つだけ

住宅ローンで知っておくべきコトは
たった2つだけ。
1つが住宅ローンの種類と
そのメリットとデメリット。
そしてもう1つがそれを踏まえた上で
あなたがどれに向いているのかということです。

まず住宅ローンの種類ですが、
大きく分けると
「変動金利」と「固定金利」
のたった2つしかありません。

変動金利とは、
文字どおり途中で金利が変動するローンで、
固定金利はその逆で
最後まで金利が変わらないローンです。
「フラット35」という住宅ローンが
固定の代表的な商品です。

ちなみに、
●●銀行や●●信用金庫といった
地方の金融機関が取り扱っている
変動金利の住宅ローンは、
「3年固定」とか「10年固定」と
パンフレットに書かれているため、
固定と誤解しそうになるのですが、
変動金利と同等なので間違えないようにしてください。

では、まずは「変動金利」について
分かりやすく説明していきます。
先程の3年固定や10年固定もです。

これらの最大のメリットは、
固定金利よりも金利が安いということです。
つまり、冒頭でもお伝えした通り、
同じ金額を借りるとしたら
毎月の返済が安くなるというわけです。

そして、返済が終わるまでずっと
固定よりも金利が安い状態が続いた場合、
固定に比べて圧倒的に
利息が少なく済むことになります。
しかし、そう上手くいくかどうかが
誰にも分からないのが変動金利の怖いところであり
デメリットでもあります。

過去にバブルがはじけて以来、
日本はずっとデフレが続き物価が上昇せず、
金利も低い水準を推移しているので、
もしかしたら、35年後も変わらず
こんな状態かもしれないのですが、
とはいえ、これから先のことなんて
誰にも予測出来ませんから。

また、変動金利で
知っておかないといけないことが、
3年や10年という固定期間が終わる時、
金利が上がるということです。

それゆえ、変動金利を選ぶ場合、
その期間が満了する時に金融機関と金利の交渉をするか、
あるいは他の金融機関に借り換えるか、
あるいは繰上げ返済をすることで
返済負担が増えないようにする、
のいずれかを選択しなければいけません。

ざっと言うとこれらが変動金利の特徴です。
あとは、金融機関によって設定されている金利が
微妙に違うこと、
交渉やその人の属性(仕事・会社・収入など)によって
金利が違ってくるといったところでしょうか。

では、続いて「固定金利」について。
固定金利に関しては
変動金利より金利が高く設定されていて、
かつ、変動金利のように人によっては
金利が安くなるということは基本ありません。
それゆえ、パンフレットやネットに記載されている金利が
そのまま適用になるという感じです。

また、固定金利を選ぶ場合、
融資手数料という手数料が
どの金融機関でも余分に発生するのですが、
この手数料は変動金利には存在しないので、
この分、家そのものに掛けられる費用が減ってしまう
というのも固定金利のデメリットとなります。

要するに、固定金利を選ぶ場合、
変動金利に比べて家そのものに掛けられる予算が
減るにもかかわらず、
返済額は大きくなってしまうというわけです。
そして、その変わり返済額はずっと一定となるため、
安心感があるという感じです。
これが固定金利の特徴です。

いかがでしたか?
住宅ローンは大きく分けるとこの2つしかないのですが、
自分はどっちが向いているか
なんとなくお分かりいただけましたか?

では、次回は変動を選んだ方がいい人
固定を選んだ方がいい人について
個人的な見解を述べていきたいと思います。