東日本大震災をきっかけに
原発が停止となったことで
さらに火力発電比率が高まり、
発電に必要なLNG(液化天然ガス)や
石炭などの燃料費が増大しました。
また、それと同時に、
太陽光発電を代表とする
再生可能エネルギーの普及が進み、
再エネ賦課金が導入されたことで、
電気料金が上昇しました。
そして今後、
脱炭素の流れが進むことで、
さらに再生可能エネルギー比率が高まることが
予想されることから、
電気料金は引き続き値上がりの一途をたどる
と言われています。
その上昇率たるや年間3%ずつだとか…
おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
つまり、この上昇率を維持したままだと、
電気料金は、24年後にはざっと
現在の2倍になるということです。
仮に現在の電気代が約10,000円だとしたら、
24年後は、同じ条件で電気を使った場合、
電気代が約20,000円になるということです。
以下、計算結果です ↓
10,000円×1.03=10,300円 (1年後)
10,300円×1.03=10,609円 (2年後)
10,609円×1.03=10,927円 (3年後)
10,927円×1.03=11,255円 (4年後)
11,255円×1.03=11,593円 (5年後)
11,593円×1.03=11,940円 (6年後)
11,940円×1.03=12,299円 (7年後)
12,299円×1.03=12,668円 (8年後)
12,668円×1.03=13,048円 (9年後)
13,048円×1.03=13,439円 (10年後)
〜途中(11年後〜20年後)省略〜
18,061円×1.03=18,603円 (21年後)
18,603円×1.03=19,161円 (22年後)
19,161円×1.03=19,736円 (23年後)
19,736円×1.03=20,328円 (24年後)
もし、ホントにこうなるんだとしたら、
この積み重ねは
将来の暮らしをかなり圧迫しかねないので、
家づくりをする時には、
そうなる将来に対して
何らかの対策をしなくてはいけません。
✔ ︎太陽光発電の賛否両論
高騰する電気料金への対策として、
もっとも争点となるのが、
太陽光発電を設置するか否かということです。
ネガティブな意見にフォーカスすると、
買取金額が下がって元が取れないからダメだとか、
パワコンが途中で壊れて
その交換代がいるからダメだとか、
産業廃棄物だから
廃棄処分に莫大な費用がかかるからダメだとか、
言われています。
また、四季があり雨も多い日本は、
そもそも太陽光発電に適した国ではないという意見もあるし、
発電しない夜の電気料金を賄うには、
蓄電池が必要なのですが、
それも、まだまだ費用が高く、
かつスペックも発展途上状態なので、
そういったことも設置に後ろ向きになってしまう
確固たる意見であることも事実です。
✔ ︎で、どっちがいいの???
というわけで、
ここからは私の意見をお伝えしていきたいと思います。
私自身は、
建てる方にも太陽光発電の設置をオススメしています。
で、太陽光発電設置に賛成である理由は、
とっても単純で、
冒頭でお伝えさせていただいた通り、
確実に電気料金が上がっていくからです。
つまり、太陽光発電設置に投資した費用を
買取金額の収入で回収していくという考えでなく、
高騰していく電気を買わないようにするために
太陽光発電の設置をオススメしているというわけです。
蓄電池に関しては、
太陽光発電は夜は発電しないので、
蓄電池が必要になるのは明らかです。
で、昼も夜も、
自給自足で暮らしていければ
生涯ずっとランニングコストとなる電気料金に
一喜一憂する必要もなくなるし、
地震や災害などで停電になった時も、
あたふたする必要もなくなるというわけです。
ということで、
近年、多発している自然災害や
今後の電気料金の高騰に備えるため、
そして大地震が起こった時の
ライフライン停止による混乱に備えるためにも、
ぜひ前向きに太陽光発電の設置を検討いただければと思います。
現在は初期費用なしで設置出来るので、
廃棄問題や気候的な問題に対する賛否両論、
様々な意見はあるとは思いますが、
個人的には設置しておいた方がいいと思っているので
一つの意見として参考にしてもらえたらと思います。