55坪の土地に建つ家

「家を建てるなら平屋にしたいなぁ」と
お考えの方にオススメさせていただくことが多いのが、
55坪という広さです。

この広さがあれば、
土地の形や日照条件がよほど悪くない限りは、
平屋を建てることが出来るからです。
駐車スペースが4台必要だとしても、です。

おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。

では今回も、これまで同様に
「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」と
「車1台につき約4.5坪必要だ」という
2つの前提条件をベースに考えていきたいと思います。
平屋にしたいとお考えの方は、
ぜひ参考にしていただければと思います。

✔ 車を4台置きたい場合

この場合、
駐車スペースには4.5坪×4台=18坪が必要となり、
これに加えて家の周囲の余白が約10坪必要となるので、
合わせて28坪が家以外に必要だということになります。

そして55坪から28坪を差し引いた
残り27坪を家に使うことが出来ます。
帖数に換算すると54帖です。

では、これまで同様に、
玄関ポーチに1帖、
玄関に1帖、
玄関ホールに1帖、
LDKに16帖、
トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、
脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ必要だと仮定して、
残りの29帖をどうつくるのかを考えていってみましょう。
(平屋一択で考えていくので今回階段は省きます!)

まず、寝室に6帖をとり
寝室用のクローゼットに3帖とるとしたら、
残りは20帖になります。

続いて、子供部屋を4.5帖ずつ2室とり、
かつクローゼットを合わせて1.5帖つくるとしたら、
残りは9.5帖ということになります。

そして、中庭を4.5帖とったとしたら、
残りの5帖は収納スペースとして使うことが出来ます。
土間収納2帖とパントリー3帖、
あるいは土間収納1帖とパントリー4帖といった感じです。

車を4台とめるとしたら、
理屈上はこんな感じの平屋をつくることが出来るというわけです。

︎ 車は3台で構わない場合

車の台数が1台減れば、
家に使える面積が9帖分増えます。

となると、畳コーナーをつくるとか、
リビングダイニングキッチンをもっと広げるとか、
中庭を広げる、収納を広げるといった選択肢が生まれます。

もっとも、家が大きくなれば、
その分コストも高くなるので、
予算との兼ね合いも考えた上で、
どうするかを考えるべきですが。

建てられるかどうかと
建てるべきかどうかは、全く別の問題ですし。

とはいえ、これもあくまで理論上の話なので、
土地によって出来る場合もあれば、
出来ない場合もあるので、
あくまで一つの目安としていただければと思います。

逆に言うと、
土地を探し始める前に自分がどんな家にしたいのかが
ある程度明確になっていれば、
ずいぶん探しやすくなりますし、
決める時も決断しやすくなると思うので、
ぜひご夫婦で話し合ってみていただければと思います。

もちろん自分自身の予算を知った上で、ですけどね。
予算を把握していかないと、
とんでもなく予算オーバーしてしまう可能性が
高くなってしまいますから。

では、次回は、
60坪の土地についてお伝えしていきたいと思います。