この頃、よく耳にするようになった「サステナビリティ」とは、環境・社会・経済の3つの観点から世の中を持続可能にしていくという考え方のことですが、もちろん、この考え方は家づくりにも当てはまります。
例えば、環境への負荷を軽減するためには、少しでも二酸化炭素の排出を減らすことが出来る家にすべきです。
また、耐久性が高くメンテナンスしやすいことも、環境への負荷を軽減することにつながるため、こういった点にも配慮しながら家をつくらなければいけません。
しかし、僕たち住宅会社には、もう1つ持続可能にしなければいけないことがあり、これこそが最大の使命と言っても過言ではないかもしれません。
おはようございます。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
さて今回は、これからの社会でスタンダードとなる「サステナビリティ」について私なりの考え方をお伝えしていこうと思うのですが、僕が考える最大の使命とは、「施主さんの幸せを持続可能なものにする」
ということです。
幸せを持続可能にするために必要なこと
経済的にゆとりがあれば、それだけで幸せだというわけではありませんが、幸せであるためにはまず経済的にゆとりがあること、そして幸せであり続けるためには、経済的なゆとりが持続することが大切なのではないでしょうか?つまり、お金に対する不安がない状態で暮らし続けることが出来るかどうかが大切だということです。
そして、そのためには最も高額で、かつ長期間固定される住宅ローンを適正な金額にすること、そして、その金額はこれから先必要だと考えられるコストを全て理解した上で計算されていること、が大切だと思っています。
例えば、家を持てば必ず維持費がかかりますが、この費用がどれくらい必要なのかあなたはご存知でしょうか?固定資産税、光熱費、火災保険、メンテナンス、リフォーム(将来)といった費用です。
また、子供たちを大学に行かせたいとしたら、その費用がどれくらいなのかあなたはご存知でしょうか?
国公立ならいくらぐらいか?私立ならいくらぐらいなのか?文系・理系ではどのくらい違うのか?県外に行くとなれば、どれくらい別途でかかるのか?
そして、老後費用がどれくらい必要で、どれくらい年金がもらえて、それが何歳からもらえて、どれくらい不足しそうなのか、あなたはご存知でしょうか?
家の予算を決める時は、こういったことをそっちのけでやるわけにはいきません。
それゆえ、家づくりでは、資金計画がものすごく大切になりますし、その資金計画のやり方も大切ですし、正しい資金計画をするために私たちは、フィナンシャルリテラシー(金融知識)が必要となります。
また、この流れで決まった予算の中で家づくりをやり遂げるためには、予算を膨らませるどころか、予算を縮める提案が必要となります。
そして、そのためには、どのように土地を買うべきなのか?どのように家を建てるべきなのか?といった提案も同時に出来るようにならないといけません。
というわけで、あなたの暮らしと幸せを持続可能なものにするためにも、これからの家づくりではこういったことが大事なんだということも忘れないようにしていただければと思います。