家を建てるんだったら、小さくてもいいから絶対に庭が欲しいって、思いますよね?
庭があれば自然を感じることが出来るし、子供たちを思いっきり遊ばせてあげられるし、みんなでワイワイBBQが出来そうですし。
ましてや、今回のコロナをきっかけに、自宅で過ごす時間が増えたので、庭の役割というか意義が、ますます大切なものになったのではないでしょうか?
こんにちは。
OHANA HOUSE Inc. 神田です。
このように暮らしの質を高める鍵を握っていると言っても過言ではないお庭ですが、気を付けなければいけないことが「コスト」です。
想像している以上に工事費用が高いからです。通説としては、50坪の土地でも150万円〜200万円くらいはかかるというところでしょうか。
つまり、一般的には概ね土地の坪数×3〜4万円ぐらいかかってしまうのですが、ここからは、そうなってしまう理由についてお伝えしていきたいと思います。
理由1:防犯を強化しないといけないから
まず1つ目の理由がこれです。ほとんどの家が外から家の中が丸見えだし、ほとんどの家が窓を見ただけで間取りが分かってしまうからです。
それゆえ、隣との境界に、ガッツリ塀を立てなくてはいけなくなります。また、外からの視線を遮断出来るように目隠しや植栽をしなくてはいけなくなります。
理由2:家を引き立てないといけないから
2つ目の理由がこれです。窓がたくさんある普通の家は、庭の装飾にそれなりに手を加えないと、垢抜けしない家になるからです。
それゆえ、塀をウッドフェンスにすることで、オシャレさを演出したりだとか、玄関までのアプローチにこだわりつつお洒落な門柱をつくるだとか、ウッドデッキの向こうに芝を敷き詰めたりだとか、とにかくお金をかけて工夫せざるを得ないというわけです。
理由3:土地が余り過ぎるから
3つ目の理由がこれです。庭を広くつくりたいからなのか、土地の広さに関係なく2階建てを建ててしまうからなのか、それは分かりませんが、敷地に余白をつくり過ぎるのも、庭代が高くなる原因となります。
また、むやみやたらと広い土地を買ってしまうのも、塀の距離が長くなるとともに工事面積も広げてしまうため、庭代を高くする大きな原因となります。
この3つの解決が庭代を安くする!
以上の3つの理由から、庭代が高くなってしまうのですが、逆に言うと以上の3つの問題を解決すれば、庭代を安く抑えることが出来ます。
つまり、塀に頼らなくても、また目隠しや植栽に頼らなくても、防犯性が高い家にしつつ、引き立てる必要がないぐらい家そのものをカッコよく仕上げる。そして、余白が出来るような広い土地は買わず、かつ、敷地に余白を残さないように家を建てる、ということです。
この3つの問題を解決しつつ、プライバシーが担保された庭をつくることが出来れば、庭代を坪1万円ぐらいまで抑えることが出来ます。つまり100万円〜150万円ほど抑えられるというわけです。
けっこう馬鹿にならない金額だと思いませんか?
ということで、庭の工事費用は、土地の選び方や家の建て方によって大きく違ってくるということも、頭の片隅に置きながら家づくりをしていただければと思います。